まちキャンでまなぶ
全国の河川沼沢には、ヌシと呼ばれる神とも妖怪ともつかない巨大な生きものが棲んでいるという伝承があります。有史以来、日本人はヌシたちと付かず離れずの関係を築きながら歴史を紡いできました。ヌシ伝承を通じて、日本人の自然観について考えてみましょう。
コーディネーター | 國學院大學 教授 伊藤龍平 |
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受講料 | 5回で3,000円 |
定 員 | 30名(先着) |
申 込 | 受付開始:7月10日(木)~ インターネットまたはお電話で(0258-39-3300) |
日 時 | 2025年8月23日(土)13:30~15:00 |
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場 所 | まちなかキャンパス長岡3階 301会議室 |
講 師 | 國學院大學 教授 伊藤龍平 |
内 容 | |
『古事記』『日本書紀』でおなじみの八岐大蛇(ヤマタノオロチ)説話を例にヌシとは何かを定義します。『常陸国風土記』に載る夜刀神(ヤツノカミ)説話を例に、ヌシと人の関係を捉え、さらに水木しげるの妖怪図鑑類を紐解きながら、その性質を考えます。 |
日 時 | 2025年8月23日(土)15:15~16:45 |
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場 所 | まちなかキャンパス長岡3階 301会議室 |
講 師 | 國學院大學 教授 伊藤龍平 |
内 容 | |
全国の伝説・昔話の事例から、ヌシと人との付き合い方を6種類に分類して紹介します。ヌシになりやすい動物となりにくい動物があるようですが、その理由はなんでしょうか。その考察をもとに、ヌシの行動の特徴をパターン化して伝えます。 |
日 時 | 2025年8月30日(土)13:30~15:00 |
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場 所 | まちなかキャンパス長岡3階 301会議室 |
講 師 | 國學院大學 教授 伊藤龍平 |
内 容 | |
人には人の社会があるように、ヌシにはヌシの社会があります。そしてヌシとヌシは、時として互いに争うものです。人の社会はヌシと密接な関係を持っており、ヌシ同士の争いに巻き込まれることがあります。ここに垣間見える、一筋縄ではいかないヌシ伝承の深さを学びましょう。 |
日 時 | 2025年8月30日(土)15:15~16:45 |
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場 所 | まちなかキャンパス長岡3階 301会議室 |
講 師 | 國學院大學 教授 伊藤龍平 |
内 容 | |
ヌシが人になる場合、ヌシは何らかの目的があって一時的に姿を変えているだけですが、人がヌシになる場合、ヌシに変じた人は二度と元の姿には戻れません。非対称的ですが、ともに都市伝説に影響を及ぼしている点で共通しています。 |
日 時 | 2025年9月6日(土)13:30~15:00 |
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場 所 | まちなかキャンパス長岡3階 301会議室 |
講 師 | 國學院大學 教授 伊藤龍平 |
内 容 | |
高度経済成長期、変わりゆく国土の中で、ヌシたちはどこへ行ったのでしょうか。人の手の入った水域にもヌシは棲めるのでしょうか。ヌシと人との新しい関係の例を、埼玉県の見沼の例と、東京都の渋谷川の例から読み解きます。 |
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