日本酒学出張講座inまちキャン
(5回連続講座)
新潟大学では、2018年4月から「日本酒学」を開講しています。「日本酒学」のコンセプトを始め、日本酒の造り方、文化、経済、健康や新潟の地域性との関係など、日本酒に関連する幅広い分野について学びます。まちキャンでしか学べない、長岡地域にまつわるお話も飛び出すかもしれませんよ。
講座紹介
受講料 | 3,000円 |
定 員 | 30名(先着) 50名(先着) ※定員を拡大しました |
推奨図書 | 新潟清酒達人検定協会「新潟清酒ものしりブック(新潟清酒達人検定公式テキストブック)」新潟日報事業社(2010年) |
申 込 | 講座は終了いたしました。 |
①日本酒学とは
日 時 | 2019年8月29日(木)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡3F 301会議室 |
講 師 | 新潟大学農学部 教授 鈴木一史 新潟大学経済学部 准教授 岸保行 |
内 容 |
新潟大学で始まった「日本酒学」は、広範な学問を網羅する「対象限定・領域横断型」で、日本文化や伝統に根差した日本酒に対象を絞った学問領域です。まず始めに、日本酒学のコンセプトとこれまでの新潟大学の取り組み、この講座の概要について解説します。 |
②日本酒と文化-酒造り唄を中心として-
日 時 | 2019年9月5日(木)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡3F 301会議室 |
講 師 | 新潟大学教育学部 教授 伊野義博 |
内 容 |
日本酒と唄は切り離すことができません。「唄半給金【うたはんきゅうきんとルビ】」というように、酒造りにおいて唄うことは必要不可欠な行為でした。作業工程の種類によってさまざまな唄が唄われており、長岡の酒蔵では今でも唄っているところがあります。酒造り唄を中心に、酒と唄の関係を学び、日本酒と文化について考えます。 |
③日本酒と健康-日本酒や酒粕の機能性成分について-
日 時 | 2019年9月12日(木)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡3F 301会議室 |
講 師 | 新潟大学医歯学総合研究科 助教 柿原嘉人 |
内 容 |
人はなぜお酒を飲んで酔うことが好きなのでしょうか。昔から酒は「百薬の長」とも「百毒の長」ともいいます。日本酒や酒粕と健康に関するさまざまな研究データを解説しながら、みんなで日本酒や酒粕のカラダに良い成分について考えてみましょう。 |
④日本酒の特徴-製造方法の基礎とその味わい-
日 時 | 2019年9月19日(木)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡3F 301会議室 |
講 師 | 新潟県醸造試験場 場長 金桶光起 |
内 容 |
ワインやビールなど、ほかの醸造酒との原料や製法の違いを通して、日本酒の香味の特徴を解説します。長岡には県内最古の酒蔵があり、多くの越後杜氏を輩出することで、新潟清酒の品質に大きな貢献をしています。先人の努力により新潟清酒が淡麗になっていった背景についても紹介します。 |
⑤日本酒の経済論-新潟清酒のマーケティングと多様性戦略-
日 時 | 2019年9月26日(木)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡3F 301会議室 |
講 師 | 新潟大学農学部 助教 伊藤亮司 |
内 容 |
各産地で個性的な日本酒が造られ、近年では海外でも注目されるようになった日本酒。その背景には、激化する市場競争と、そのなかでのメーカーの生き残り戦略があります。大小さまざまな酒蔵があることが長岡清酒の魅力です。マーケット戦略を中心に、経済論としての日本酒について解説します。 |