EUの危機と再生-イギリスの
EU離脱とその波紋-
(5回連続講座)
欧州連合(EU)は、世界の政治や経済に大きな影響を与えています。これまで順調に発展してきましたが、2008年のリーマン・ショック以降、多くの問題が噴出しています。この講座では、欧州統合の歴史を振り返り、ユーロ危機、難民問題、BREXITなどの諸題について、世界や日本に及ぼす影響を含めて考えます。
講座紹介
受講料 | 3,000円 |
定 員 | 30名(先着) |
参考図書 | 田中素香『ユーロ危機とギリシャ反乱』岩波新書(2016年) 庄司克宏『欧州の危機 Brexitショック』東洋経済新報社(2016年) |
申 込 | 講座は終了いたしました。 |
①欧州統合の歴史
日 時 | 2017年11月15日(水)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡3F 301会議室 |
講 師 | 新潟大学 名誉教授 小山洋司(日本EU学会所属) |
内 容 |
第二次世界大戦後、ヨーロッパでは、二度と戦争を繰り返さないようにという願いから、石炭・鉄鋼の共同管理から始まり、欧州経済共同体(EEC)、欧州共同体(EC)を経て、欧州連合(EU)へと発展してきました。現在、28ヵ国が加盟し、人口は5億人を超えます。まずは、欧州統合の歴史を振り返ってみましょう。 |
②EUの東方拡大
日 時 | 2017年11月22日(水)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡3F 301会議室 |
講 師 | 新潟大学 名誉教授 小山洋司(日本EU学会所属) |
内 容 |
1989年から91年にかけて、東欧諸国やソ連では、経済体制の転換期を迎え、資本主義への道を歩むことになりました。東欧諸国とバルト三国は「ヨーロッパへの回帰」、すなわちEU加盟を目指し、21世紀にEU加盟を実現しました。EU加盟のための努力と現状を紹介します。 |
③ユーロ危機と金融
日 時 | 2017年11月29日(水)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡3F 301会議室 |
講 師 | 新潟大学 名誉教授 小山洋司(日本EU学会所属) |
内 容 |
単一通貨「€」は、2002年1月に流通するようになりました。通貨統一により便利な面もある一方で、それを支える制度的基盤(財政同盟)を欠いたままのスタートは、ギリシャ危機が起きると、容易に解決できず、危機を深めました。このユーロ危機や金融的側面からEUを考えます。 |
④EUを揺るがす難民問題
日 時 | 2017年12月6日(水)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡3F 301会議室 |
講 師 | 新潟大学 名誉教授 小山洋司(日本EU学会所属) |
内 容 |
2015年、シリアをはじめアジア、アフリカから100万人を超す難民がヨーロッパに押し寄せました。EU加盟国の立場はさまざまで、労働力不足を感じるドイツは受入れに寛大ですが、経済的に脆弱な加盟国は反発しており、社会的、政治的な問題となっています。 |
⑤BREXIT-イギリスのEU離脱、その理由とインパクト-
日 時 | 2017年12月13日(水)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡3F 301会議室 |
講 師 | 新潟大学 名誉教授 小山洋司(日本EU学会所属) |
内 容 |
2016年、あるニュースが世界を駆け巡ります。BREXIT(英国の離脱)…国民投票によりイギリスがEUから離脱することが決定しました。イギリスはなぜEU離脱を決めたのでしょうか。その理由や経過、そして世界や日本に与える影響を考えます。 |