歴史のなかの「地上の星」
-戦国・上杉家編-(5回連続講座)
戦国の世を生き抜き、全国政権の中枢を担っていった上杉氏。謙信・景勝の領国経営を支えた補佐役・側近・実務官僚、そして女性たちを視点に歴史的なプロジェクトに取り組んだ「挑戦者たち」のすがたに迫ります。越後・佐渡の中世史の実像を、歴史資料から探る講座です。
講座紹介
受講料 | 3,000円 |
定 員 | 30名 40名(先着) |
参考図書 | 『新潟県史』『長岡市史』『上越市史』『与板町史』などの市町村史、『知っておきたい新潟県の歴史』新潟日報事業社、『定本 上杉謙信』高志書院、『直江兼続』高志書院など |
申 込 | 講座は終了いたしました。 |
①戦国・上杉家の「ナンバー2」-謙信・景勝を支えた人びと-
日 時 | 2015年11月6日(金)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡 301会議室 |
講 師 | 長岡市立中央図書館文書資料室 館長 田中洋史 |
内 容 |
戦国時代の上杉家は、どのような家臣たちに支えられていたのでしょうか。本講座のプロローグとして、合戦・内政・外交などの戦国時代のさまざまな課題に、上杉謙信・上杉景勝とともに取り組んだ家臣団のすがたを、名簿や手紙などから全体的に眺めます。 |
②直江家三代と上杉家-直江景綱から兼続へ-
日 時 | 2015年11月13日(金)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡 301会議室 |
講 師 | 新潟県立歴史博物館 主任研究員 前嶋敏 |
内 容 |
直江兼続は、上杉景勝のもとで執政として活躍した人物として知られています。なぜ直江兼続は上杉景勝のもとで活躍できたのでしょうか。直江家三代(直江景綱・信綱・兼続)が、上杉謙信や上杉景勝の権力のなかでどのような立場にあったのかを考えます。 |
③河田長親-謙信政権の特質を探る-
日 時 | 2015年11月20日(金)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡 301会議室 |
講 師 | 長岡市立科学博物館 学芸係長 広井造 |
内 容 |
上杉謙信の「旗本之奉行」といわれる河田長親は、近江国(現在の滋賀県)出身という異色の経歴の持ち主で、栖吉城の城主でもありました。そんな河田長親と、彼に従って上杉謙信軍の一翼を担った古志のサムライたちの動向を通じて、謙信政権の特質を探ります。 |
④仙桃院とおせん-上杉家の女性たち-
日 時 | 2015年11月27日(金)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡 301会議室 |
講 師 | 上越市公文書センター 公文書管理係長 福原圭一 |
内 容 |
仙桃院は上杉謙信の姉であり、上杉景勝の母として知られる女性です。また、おせんは直江兼続の妻で、与板・直江景綱の娘です。戦国の時代を生きたこの二人にスポットを当て、古文書や画像、系譜を読み解きながら、上杉家のなかで女性が果たした役割を考えます。 |
⑤追跡!河村彦左衛門尉-上杉領で検地を行った男-
日 時 | 2015年12月4日(金)19:00~20:30 |
場 所 | まちなかキャンパス長岡 301会議室 |
講 師 | 長岡工業高等専門学校 教授 田中聡 |
内 容 |
河村彦左衛門尉は直江兼続配下の与板衆に属し、16世紀末の越後・佐渡等において年貢徴収や検地などの実務を担当した人物です。有能な実務官僚をイメージさせる河村ですが、その素性については、いまだ明らかにされていません。一体何者なのか、その謎に迫ります。 |