内　容

【第1回】幻のウエストミンスター名盤を聴いてみよう
ある企業家がニューヨークに興したレコード会社「ウエストミンスター」。現代にも通じる美しい音質を誇っていましたが、10年しか存続しませんでした。
当時、第二次世界大戦のため十分な音楽活動ができなかったウィーンの演奏家がこのレーベルで花を咲かせました。モーツァルト、シューベルト、ブラームスなどを奏でた、ウィーンの名演奏家たちの名曲を、ウェストミンスターのオリジナル・レコードで聴いてみます。

【第2回】消滅したはずの音を復活させた、3人の日本人
ウエストミンスター社の命運とともに、行方がわからなくなっていたマスターテープを発見したのは、なんと3人の日本人でした。
ウィーン・フィルにも繋がる彼らの人脈をたどりながら、ウィーンの音楽を蘇らせた軌跡をたどります。当時のウィーンの長岡と似た時代背景や、米百俵の精神を思い起こさせる３人のひたむきな努力が浮かび上がってきます。